ブッダのことばのひとつに「足るを知る」という教えがあります。
これは、「もう十分だ」と自分で気づく心のこと。
もっとほしい、もっとやらなきゃ、
という思いから少しはなれて、いまあるものを見つめる練習です。
この記事では足るを知り、
「いま、ここにある幸せ」に気づくヒントをお届けします。
「もっとほしい」のループからぬける
わたしたちは、つい比べてしまいます。
同僚が持っているおしゃれなカバン
インフルエンサーの洗練された丁寧な生活
円満な家庭(のように見える)ママ友の幸せ
「いいな、わたしもあれがほしい」「あんな風になりたい」と思うけれど、
仮にそれを手に入れたとしても、またすぐに次の欲が出てきます。
でも、ブッダの「足るを知る」は
ちがう見方を教えてくれています。
それは、「わたしはいまのままで十分に幸せ」と感じることで
心がふっと軽くなる、というものです。
ちいさな幸せを愛でる
実は”幸せ”は、あなたの近くにたくさん存在します。
- 朝、あたたかいお茶をゆっくり飲めた
- 好きな音楽を聴いて、ほっとした
- だれかと目が合って、笑い合えた
こんなちいさなことでも、
「満たされている」と思えば、幸せはすぐそこにあると気づけます。
日々の中に確かにある「ちいさな幸せ」に気づけば、
あなたの日常はもっと満ち足りたものになります。
足りないものではなく、感謝に目を向ける
仕事でもお家でも、うまくいかない日はあります。
でも、「きょうもここまでやれた」と思えば、
すこしは自分を許せます。
また、だれかにしてもらったことを数えてみると、
「ありがとう」がたくさん見つかります。
すると、心の中の”足りない気持ち”が、
すこしずつ満ちていきます。
例えば夜、寝る前に
「きょう感謝したこと」を3つ思い出してみる。
これだけでも、世界は違って見えてくるかもしれません。
「いま」にとどまる
「足るを知る」は、未来や過去ではなく、
いまを生きること。
〇〇があれば幸せ
〇〇がなければ不幸
ではなく、
”いま、ここ”で感じられる喜びを大切にするのです。
満ち足りた生き方は、
大きな夢をかなえたときではなく、
きょうのちいさな幸せに気づいたときから始まります。
あなたも、きょうひとつ「足る」を見つけてみませんか?
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