日日是好日(にちにちこれこうじつ)

心が散らかる日々の中で、「いま」に戻る力を取り戻す。般若心経をやさしくたどるシリーズ第5話では、「一心」の静けさをひもときます。

静かな朝、カーテンのすき間から光が差しこむ。昨日と同じ部屋、同じ風景のはずなのに、心が穏やかな日は、世界までやさしく見える。反対に気分が沈んでいると、同じ光がやけに冷たく感じる。不思議ですよね。わたしたちは同じ世界を見ているようで、実は“心...

夜の帰り道、心のどこかで「もう少し楽に生きたい」と思うことはありませんか。どれだけ頑張っても報われないと感じる日。人間関係で傷ついたり、自分の不器用さに嫌気がさしたりする夜。そんなとき、ブッダの言葉が静かにわたしたちの背中を支えてくれます。...

人との関わりに、ふと疲れてしまうとき、ありますよね。わかってほしい気持ちが伝わらなかったり、誰かの言葉に心がざらついたり。そんな日が続くと、「もう誰とも関わらないほうが楽なのかもしれない」そう思うことさえあります。けれど、『般若心経』には「...

般若心経とは「智慧の心を育てるための教え」です。この記事は般若心経をたどる旅の入り口として、シリーズ第一話をお届します。

赦すことは、相手を許すことではなく、自分の心を自由にすること。怒りや悲しみに縛られた心を解き放つ、ブッダの言葉と慈しみの実践を紹介します。

「一心」とは、心をひとつに定めて今を生きるという仏教の教え。散らかった心を整え、落ち着きを取り戻すための実践法や、日常での「一心」の育て方をやさしく解説します。

「無我」とは、固定された自分は存在しないというブッダの教え。心理学ともつながる視点をわかりやすく解説し、日常でのいかし方を紹介します。

「無常」とは、すべてのものが変化していくという仏教の真理。変わることを恐れず、今を大切に生きるための実践法を、やさしい言葉で解説します。

日々の生活のなかで他人に腹が立ったり、自分を責めすぎてしまったりすること、ありませんか。そんなとき、仏教の伝統的な瞑想である「慈悲の瞑想(メッタ・バーヴァナー）」が、心をやわらげてくれます。慈悲の瞑想は「わたしも他人も幸せでありますように」...